【記 録】 
       
       (7月12日) 
       
       朝起きると、雨が降っている。それでもキップは買ってあるので、出掛けることにする。 
       最近は天気が不安定で、降水確率が低くても、雨が降る場合がある。列車でもずっと雨であったが、笹子トンネルを潜り、甲府盆地に入ると青空が見えてきた。 
       山梨市駅で思案。当初計画では、ここから西沢渓谷〜黒金山〜乾徳山〜徳和であったが、天候が心配のため、今回は後半を逆に辿り、泊まりは高原ヒュッテにする。 
       バスの車窓から見る笛吹川は増水して濁っている。どうやら昨夜かなりの雨だったようだ。 
       徳和に近づくにつれ、また天気が悪くなってきた。それでも、高原ヒュッテのある国師ケ原までは何とかなるであろうと歩き始める。 
       登山口から約2時間で錦晶水に着き、そこで水を補給し、約10分で高原ヒュッテに着いた。 
       さっそく小屋の中にツェルトを張り、不要な装備をデポして、小雨の中、乾徳山に出発する。 
       約1.5時間で乾徳山の山頂に立った。途中の岩場では、ロープを使って慎重に下っているパーティがいた。 
       小屋に戻り、後はのんびりと相撲中継を聴きながら、ウィスキーの水割りを楽しむ。夜半からは強い雨になった。 
 
       (7月13日) 
       
       標高が1,400m近くのためか、昨夜は涼しかった。朝、雨は上がったようだ。 
       7時過ぎのバスを目標に、5時半に出掛ける。予定のバスには十分間に合った。 
 
       |